人の話を聴いてる?
仕事柄、人の話はよく聴くことを心掛けている。
話をよく聴くというのは「うんうん」と聞くだけじゃなくて
相手が何を言いたいのか
どんな気持ちなのか
どう答えて欲しいのか
といった、背景までちゃんと聴いてあげることだ。
自分がそうしているからこそ、かもしれないが
雑に話を聞かれるととても違和感がある。
同じ単語を使ったとしても「解釈」は人によって異なるのに。
例えば、「仕事がきつい」という言葉だけでは、その人が何を言いたいのか分かりようがない。
だから、何がきついのか、何があったのか、どの仕事がにきついのか、など話を聴いてあげることが大事だ。
それなのに
「仕事はきつくて当たり前だよ!」
「俺もきついよ〜」
「きついばっかりじゃないよ!」
など、勝手に解釈して結論付けてコミュニケーションを取る人は少なくない。
これでは、話をした方も「そういうことじゃない」となってしまうし
話を聞いた方にとっても、せっかくのコミュニケーションチャンスを逃しているのだ。
この現象は日常では当たり前に起こっている。
そして、当たり前すぎて至る所で「実は話を聴いてくれていないコミュニケーション」にがっかりしている人はたくさんいるだろう。
逆に、しっかりと人の話を聴くだけで相手との距離はぐっと縮まる。
話を聴こう。
実は伝えたいことがあるかもしれない…
ただ聴いて欲しいだけかもしれない…
答えがほしいのかもしれない…
相手のことはしっかり聴かなければ分かるはずがないのだ。
自分の勝手な解釈で、せっかくのコミュニケーションを台無しにしてはいけない。