仕事が仕事として成立するバランス
仕事の本質は「貢献」と「対価」であると思う。
誰かの「必要性」に対して貢献し、その返しに対価をいただく。
(貢献には色々な形があり、対価にも色々な形があるが)
仕事をする側にとって大事なのは「貢献すること」である。
僕は起業支援もするし、転職支援もする。
色々な形で「仕事をする側」の相談に乗る。
その中で、「貢献する」という本質が抜け落ちている人は少なくない。
「自分はこれぐらい稼ぎたい」
「自分はこんな生活がしたい」
「自分はこんな商品サービスを売りたい」
「自分はこんなに辛い思いをした」
自分は…自分は…自分は…
どこまで行っても主語は「自分」しか出てこない。
もちろん自分が主語でいい。
人生の主人公は自分だ。
ただ、自分1人では仕事が成り立たないのも現実だ。
「対価を払う側の人」が存在しなければ、仕事は成り立たないのだ。
だから、起業するにも転職するにも、必ず相手が存在する。
その相手が何を求めていて、自分という商材を使って、どう貢献するべきかを考えなければ当然対価も発生しない。
「何を当たり前なことを…」
と思うだろうが、意外と日常レベルで落とし込めている人は少ない。
自分の仕事を思い出してみる。
お客様や勤めている会社は、何を求めているだろうか?
そこに対して、あなたはどんな貢献が出来ているだろうか?
そして、その貢献に見合った対価を受け取っていだろうか?
仕事が上手くいかない時は、このバランスが狂っている時が多いように思う。
このバランスが整って、初めて「仕事が成立する」という事になる。
つまり「win-winの状態」である。
あなたはwinを提供できているか。
そして、winを受け取っているか。
自分も相手もどちらも喜ぶ状態を作らなければならない。