数打つ転職活動は、結果遠回りなんじゃないのかなと思う
はじめに
先日こんなLINEが届いた。「3社受けて3社とも内定もらったんですけど、全部辞退しました」と。この3社にかけた時間は、想像だが3ヶ月ほどかかっていると思う。
他にはこんな方も。50社受けて、書類選考が通ったのが25社、その後の面接でお見送りもあれば自分で辞退したのも含めて結果どこにも決まらず。
これらは効率がいいように見えて、意外と逆なのではないだろうか。
転職活動のパターン
転職活動でよくある進め方は2パターンだ。
①とりあえず気になるところ全部受けて、最後に1社絞る
②応募までに時間をかけて、1社目で確実に決める
私がキャリアアドバイザーとして日頃から関わっている方へオススメしているのは➁の方。
弊社のキャリア面談
私のキャリア面談では、まず初回面談で1時間程度はしっかりお話しを伺い、その上で条件だけではない「社風」や「性格」的なところまで加味した上で求人をご提案している。
元々「こういう仕事がいい」という前提があったとしても「今ままでお話しを聞いて、こういうところはどうですか?」と、相談者の方も驚かれるような提案をすることもしばしば。
そこからご興味があれば職場見学に進んでいただき、双方感触が良ければいよいよ面接という流れ。最近関わっている方は、ご提案→見学→選考をご希望→面接→内定→入社という方が非常に多い。ここの流れで凄いのは「他の会社・求人も見てから決めたいです」と言われる方が少ないこと。
そもそも1社目をご提案するにあたり、私の中ではビビビッと来ているので、見学の後送られてくる感想を見ていて「ね!良かったでしょ!!」という気持ちなのだ。
志望動機で熱量が伝わる
あとは「とりあえずどこかに決まればいいや」と思って作成する志望動機と、「もうここで決めたい」と思っての志望動機は、絶対相手に伝わるものが違うと思う。数を打つにはそれなりの時間もかかる中、きっと他の求人に応募した志望動機と内容が似たものになってしまうのではないだろうか。
丁寧ね転職活動を
私がよく使う言葉で「一社入魂」というのがあるのですが…(笑)結果応募までに時間がかかったとしても、しっかり自分のことや企業・求人のことを調べて一社ずつ丁寧に気持ちを込めて応募する方が、入社してからも気持ちが続くのではと思っています。
企業さんも人間ですので「貴社に応募はしてますけど、他にも検討しているところがあります」というようなことでは、「じゃあウチ(の会社)じゃなくていいよ」と思って当然ですよね。
もし「とりあえず数打て作戦」の転職活動をしていてうまくいっていない方は、一度立ち止まってみてはいかがでしょうか?
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