転職活動は「温度感」を意識する
温度感とは?
弊社では転職エージェントサービスの中で「職場見学」を実施しているが、その説明を転職希望者にする際に「温度感」の説明を併せて行っている。
この「温度感」とはなにを指すかというと「この会社いいな」「この人いいな」と思う「熱量」のこと。
恋愛に例えると…
よくこういう話を恋愛に例えるのだが、気になる人とデートした後というのは、記憶も鮮明で、相手に対する印象や気持ちが新鮮。「この人と付き合いたいな」「もっと知りたいな」と思うのは、やはり「直後」が一番だと思う。これが「温度感が高い」状態。
ただそこから時間が経ち、会う回数や連絡の頻度が減ったりしていくと、他の人が気になってきたり「あ〜あの人もういいか」という気持ちが芽生えてきたりする。これはもう「温度感が低い」状態だ。
ここでもう1つ重要なのが、これらは相手ありきで成り立つということ。自分だけ温度感が高くても相手が低ければ成り立たないし、自分が温度感低いのに温度感高い人からグイグイ来られても鬱陶しいだけ。
転職活動に当てはめると
これらを全て、転職活動における「企業の採用担当と会う時」に当てはめて見てほしい。冒頭に書いたように、弊社では「職場見学」がそれに該当する。恋愛の例え話に便乗すると、いわゆる初デートだ。
この初デートをセッティングするのが私の役目なのだが、デートの日程調整前に「温度感」の説明をする。
「見学に行ったあと、(選考に進むかどうするかは)悩んでOKです。ただ、相手(企業)も人間ですので、時間が経てば経つほど、こちら側に対する印象や感情は薄れてしまいます。」
「そのため、見学に行った後にどうしたいか、ということをよりスムーズに決断できるように『材料』をたくさん持って帰ってきて、私に教えてください。」
この話をするようになってから、見学(デート)に向き合う本気度や、相談者の皆さんの決断力・スピードが上がったように思う。
終わりに
転職活動をうまくいくようにするには、相手の温度感こそ重要だ。「選べる側」になるためには、自身の人柄・経験・スキルで相手を「惚れさせる」が得策。
皆さんも「温度感」意識して転職活動をしてみてはいかがでしょうか。