全く違う方向に向けられた「自信」は全く役に立たない
自信がある、自信がないについて
他と比べなくていい、自分に自信を持とう!というのが当たり前になったのはいつからだろうか。
日頃転職したい方の相談に乗っている中で、本当にいろんな人がいるのですが…「自信がない方なんだなぁ」と思うときと、「なんかめっちゃ自信あるな!?どこからこの自信はくるんだ!?」と思うときとでは、私は前者の方を信じたくなる。
今までやってきたことやスキルを通じて「自分に自信がある」というのは非常に素晴らしいと思うし、羨ましいとも思う。でも、その自信の背景に誰かを思いやった行動がなかったり、(自分は悪くないと過信して)誰かのせいにしたり、自分の言動を顧みなかったり…そんな人をたくさんみてきた。(もちろんそうじゃない人もいると思いますが)
自信過剰になってそのようになってしまうのであれば、私は自信がなくても「そうだからこそ、精一杯やります」と思うようにしたい。
「方向を間違った自信」は、特に転職活動においてマイナスに働くことがあると日々感じている。今までも、本気で転職活動に向き合っている方には、タイミングをみてこのことを言葉を選んだ上で慎重に伝えてきた。
ハッとし「正直に伝えてくれてありがとう」と言ってくださる方もいれば、それでいても「自分は間違ってない」と怒りに任せて反論してくる方もいたが、キャリアアドバイザーの私はその相手の言動を事実として捉え、これからの企業様ご紹介に反映させていくほかならない。
どれだけ経験を積んでも、年齢を重ねても、いつまでも謙虚に邁進していく人材でありたい。